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キチン酵素の使用方法

水耕栽培

1.育苗時
播種時に1000倍希釈液を潅水します。
育苗中は週1-2回 1000倍希釈液を潅水します。
2.初期等に有事のキチン酵素の溶液倍率
果菜類は1000〜2000倍に調整します。
葉菜類は2000〜3000倍に調整します。
3.栽培中の使用方法
肥料原液タンクのリン酸含有原液タンク側に原液100リットルに対してキチン酵素1リットルの割合で投入します。

土耕栽培

1.定植前処理
作付け前の畑へ倍率を問わずキチン酵素10㍑スラッシュ10aを全面散布し、その後、耕運します。
2.育苗時
播種時に1000倍希釈液を潅水します。
育苗中には週1〜2回 1000倍希釈液を潅水します。
3.定植時の処理
活着促進のため、500倍液を十分に潅水します。
4.葉面散布(果菜類・葉菜類)
・薬剤散布や液肥散布時には、キチン酵素1000倍希釈液を混用散布します。曇天時には、カルシウム剤と微量要素液肥を混用散布します。
5.果菜類の場合
栽培期間中は、500cc-1リットル/10aを週一回潅水します
(液肥混用可)

キチン酵素とキチンキトサンとの違い

  キチン酵素 キチン キトサン
内容 キチン質分解酵素(キチナーゼ・キトサナーゼ)をはじめとした耐熱性酵素群(50種以上の好熱菌由来)。 エビ・カニの甲羅などに含まれており、酸あるいはアルカリ処理によって得られるアミノ糖の重合体。 エビ・カニの甲羅などに含まれているキチン質をアルカリ条件下で脱アセチル化処理して得られる分子。
性質 薄い茶褐色の液体。 水に希釈して使用。すべての農薬・液肥との混用が 可能。 水に溶けにくい粉末状。 水に不溶、希塩酸や希酢酸に可溶。農薬フロアブル剤などと混用不可。
作用 耐熱性酵素は、好熱菌が作り出す酵素であるため、常温の微生物由来の一般的な酵素よりも耐熱性・耐酸性が高い。したがって、化学物質やpHに対して安定である。分子量が明らかになっているキチン質分解酵素については、分子量 40kDa-80kDa 遅効性の窒素分を含む有機肥料の一つとして活用できる成分であり、酵素活性はない。土壌に施用するとキチン質を分解する菌を増やす可能性があるが、何が増えるかは不明分子式 (C8H13NO5)n 分子量 百万以上 キチンと同様に酵素活性はない。マンガンや各種核酸の吸着能がある。作物の根でのマンガンの吸着能への影響は不明。分子式(C6H11NO4)n分子量 数千〜数十万
効果 根張りUP。生育促進。植物のストレス防御機能の向上。アミノ酸などの増加。 植物成長促進抗菌作用 植物成長促進抗菌作用

キチン酵素の使用実例(抜粋)

ネコブセンチュウに効果あり

注意:好熱菌発酵産物農薬ではありません。殺センチュウ効果はありません。

現代農業10月号(2014)掲載

話題の「好熱菌」発酵産物の実力とは?
小林洋明さん

ネコブセンチュウに悩まされた日々
小林さんといえば、本誌2006年6月号「ネコブセンチュウ特集」にも登場してくれた熱心なキュウリ農家。かってはキュウリ畑に毎年のようにネコブセンチュウが大発生し「ブドウもこれくらいになったら売れるな」というくらいの、見事なコブだらけの根になっていた。根が弱るので萎れていき、収量も下がっていく。

昨年10月号で紹介した「好熱菌」の発酵産物が話題を呼んでいる。
農薬でもないのに、根コブセンチュウなどの病害虫を抑える効果があるからだ。
長野県飯田市でキュウリをつくる小林洋明さん(44歳)も使い始めたというので、お邪魔してみた。

かってネコブセンチュウが激しく
出ていた頃のキュウリの根

好熱菌関連資材初使用2011年のキュウリの根、ネコブセンチュウが僅か発生

キュウリの根が活着する前に
ネコブセンチュウにやられたところ

2014年春作のキュウリの根。
ネコブセンチュウコブがまったくついていない

「不安定な共生段階」
8年前、放線菌堆肥、センチュウの天敵微生物であるパストリア菌、(パストリア水和剤)を使用。出荷先の関係で2006年頃より殺センチュウ剤(ネマトリンエース)の使用も中止して、太陽熱消毒などに切り換え。

「困らなくなった」段階へ
ポイント1
3年前(2011年)より、好熱菌関連資材を使用。 5日~1週間に1回のペースで10aに約1L、かん水チューブから水と一緒に流した。するとキュウリの株がバテなくなったような感じがし、ゴールデンウイークを過ぎたあたりにいつもなら萎れ始める株が出るのに、萎れそうで萎れない。結局、7月下旬の最後まで収穫できた。

ポイント2
作が終わって次作を植えるまでの空いた圃場を乾かさないこと。可能であれば作が終わってもかん水チューブは残しておき定期的にかん水する。

植物ホルモンのオーキシンに関わる遺伝子の発現が高まり、傷ついた根でも発根力が増すこと。(千葉大学)小林さんの圃場でネコブセンチュウがついて萎れかけたキュウリの株が、最後までしぶとく収穫できたのは、植物本来の生体防御機能向上によって、根圏微小生物との共生関係ができつつある上で、新しい根が次々に出たからかもしれない。


2014年促成・抑制キュウリ使用事例12月10日

購入苗に根コブセンチュウ被害発生→極端な生育不良から高温発酵液散布で驚きの回復!

場所 埼玉県本庄市 M氏
品種 1作目 ズバリ163
栽培体系 1/20定植→収穫 7/10頃まで 本年よりハウスの多くを不耕起栽培に! 2作目通常。8/12定植→収穫 12/10まで。
施肥 元肥は施用せず。
薬剤 一作目殺センチュウ剤 施用せず。2作目DD=30L使用
潅水 根コブセンチュウ被害確認より約1ケ月間は、キチン酵素を3L/10aを5日間隔で潅水 (通常高温発酵液は、1L/10aを7日間隔にて潅水)+総合微量要素液肥500g + キレートカルシウム500g + 亜リン酸カリ液肥500g + 液肥15kg + スーパーカリ 500g (曇天時は3~4日間隔で潅水) (上記灌水を怠ると、とたんにキュウリの曲り、先細など品質が悪くなる)
結果
  1. 購入苗の根コブセンチュウ被害で当初収穫7割減、A品率25%が7~10日間位続いた。
  2. 回復後、A品率が平均で80%~90%代で推移。
  3. 着花が良く、切れ目なく続く。収穫2ケ月以上経過しても、花つきキュウリで売れる。
  4. 生産コストの元肥、殺センチュウ剤経費がゼロ。
2014年度結果 促成 10a収量 5kg 4,850c/s 24t (通常16t:群馬県農政部H22資料)
抑制 10a収量 5kg 1,700c/s 8.5t (通常6t:群馬県農政部H22資料)
年合計  6,550c/s  32.5t(147%)  22t

促成 10a=1,000本 × 5c/s(250本)=5,000c/s目標  A品率 70~75%(通常50%)

キュウリ概算収支 収量 対比 H25参考単価 売上金額 対比 肥料・液肥代 対比
2014アグリザイム式 32,750 149 319 10,447,250円 149 278,600円 74
群馬県参考収量 22,000 100 319 7,018,000円 100 376,190円 100

※上記数字は、10a当りの促成栽培と抑制栽培を合計した年間の数字です。
単価は、国内産の東京都中央卸売市場の価格(平成25年)キログラム当たり169~481円(年平均単価319円)を適用。


2012年トマト根コブセンチュウ被害6月30日

場所 山梨県中央市 N氏
品種 桃太郎はるか ハウス12a
栽培体系 2/5定植
概要 例年1月にDD油剤30L使用をしなかったところ、2段目の花が咲く頃、センチュウ被害が発生ハウス全体のトマトが萎れてしまった。一本抜根してみたところ、枝豆の様な根コブセンチュウを確認。
処方 高温発酵液 1L(10a)を一週間に3回潅水。発根を促す葉面散布を使用。その後20日置きに2Lを2回潅水。
結果 (農家の声)「ハウス全体が萎れ、回復は無理とあきらめていたが、週3回の高温発酵液散布と葉面散布により、全て回復したのは信じられない」
考察 高温発酵液に殺センチュウ効果は全くないことが判明しているのと、早い段階で回復していることから回復の要因は、細胞の活性化による根の再生にあったと推察される。またHPL系遺伝子群発現によりセンチュウ忌避効果があったと推察される。今後初期センチュウ害には、高温発酵液施用が有効と思われる。

キチン酵素に関するQ&A

  • キチン酵素とは? キチン酵素菌とはどのようなものですか?
    キチン酵素菌とは摂氏60~100度の高温下で生息でき、天文学的に亜繁殖する有用微生物群を特殊培養したもので、国際寄託機関に登録済みの安全な微生物です(ATCC/PTA-1773)、国内特許取得済み、関連特許申請中)。過酷な条件下でも生き延びる強い生命力を有している好熱菌が造りだす耐熱性・耐酸性キチナーゼ・キトサナーゼ酵素は、カビ菌類を中心とした病原菌・雑菌の繁殖を抑える働きが多くの実験や現場で実証されています。
    キチン酵素は耐熱性・耐酸性キチナーゼ・キトサナーゼ酵素を利用した資材です。
  • キチン酵素を採用するメリットは何ですか? またどんな効果が期待できますか?
    生長促進・収量増・食味や旨味成分の向上・栄養成分の向上・色づきの向上・鮮度保持の向上に加えて、地力を高めます。また結果として、農薬を減らすことができます。
  • 効果が出る理由(原理)は何ですか?
    土壌微生物層の優劣関係を修復しながら有用微生物を増殖させて、善玉菌の比率を高めることができるからです。キチン酵素は、フザリウム菌やリゾクトニア菌などカビ菌類を分解する能力があります。地力の弱った土壌にキチン酵素を与えると、カビ菌類の繁殖を阻害します。(静菌効果)カビ菌類を中心とした病原菌が減れば、徐々に土壌中の生態系バランスがよい状態になります。生態系がしっかりした土壌では、有機物の多機能成分をたっぷり取り込んだ作物が生産できますし、病原菌と戦うエネルギーを生長に振り向けることが出来ますので、結果として従来よりも生長が促進されるのです。
  • キチン酵素はどのような作物に使えますか?
    作物・野菜(葉菜類・果菜類・根菜類)・果実類・花卉など、どんな作物にも効果が期待できます。得に水耕栽培は結果が見えるのが早いです。
  • 何か弊害はありますか?
    今のところ弊害は見つかっていません。ただ生長促進効果が高い為、作物と同時に雑草もよく育ちますので、別途対策が必要になる場合があります。
  • 高収量を達成する最も良い使い方を教えてください。
    まずは、育苗での使用(500~1,000倍)をお勧めします。単発的に使用するよりも、定期的な葉面散布(葉面より株元)・潅水が効果的です。稲作や温州みかんのように収穫前に水切りをする作物でも、収穫直前(1週間程度)までキチン酵素を潅水・散布すると食味が向上することがわかっています。
  • キチン酵素資材にはどんな種類がありますか?
    液体・・・ キチン酵素(土壌かん注・葉面散布)
    粉状・・・ Newプロソイル 豚糞100%+キチン酵素散布混合品
    ペレット・・・ 有機の里 ナタネ油粕+米ヌカ+魚粕+カニガラ+コーン焼成灰+キチン酵素散布混合品
  • キチン酵素は施設園芸(ハウス)と露地栽培ではどちらに適していますか?
    どちらにも高い効果を発揮しておりますが、施設園芸の方が効果が早く見えます。
  • キチン酵素を使用する場合、マルチはした方が良いですか?
    雑草対策の一つとしてマルチの使用は有効です。キチン酵素の定期的潅水は、マルチの穴からタップリ中に入る様に行って下さい。
  • 潅水する場合の希釈倍率はどれくらいですか?
    液状の資材は、キチン酵素50~100倍(土壌)、100倍~500倍(育苗)が一つの目安です。
  • 葉面散布する場合の希釈倍率はどれくらいですか?
    1000倍~2000倍が一つの目安です。
  • ハウスの土壌を熱水消毒しても良いですか?
    構いません。しかし、熱水消毒することにより病原菌や雑菌と呼ばれる微生物が死滅します。この際、同時に常温の有用微生物もほとんど全滅します。キチン酵素は、好熱菌の繁殖活動などにより常温の有用微生物も同時に増殖させて土壌の生態系を活性化させるものです。 そのため、熱水消毒後の土壌微生物がほとんどいない状態で使用しても、常温の有用微生物群を復活させることは難しいので、本来あるべき生態系には戻りにくい場合があります。
  • どのような方々が使用していますか?すでに使用した方の評判はどうですか?
    全国的に減農薬栽培への流れが加速しつつある中、多くの生産者から支持を頂いております。
  • 他の資材より価格が高いのではないのですか?
    長年、使用している生産者からは徐々に農薬や資材が減らせるので、「トータルコストで見ると以前よりも安上がりだ」と言われております。キチン酵素の役割から、肥料と農薬双方の価格イメージの中間的な位置づけになるといえます。また、キチン酵素を使って、良質な自家製堆肥や自家製液肥を簡単に作ることが出来ますので、コスト削減にも役立ちます。継続的に使用していくと地力が上がるため増収と品質の向上につながるので、価格だけでなく生産経費全体を考えれば合理的な価格になります。
  • キチン酵素資材を使えば、化学肥料は使わなくて良いのですか?
    化学肥料中心で作物生産していた畑に、急にキチン酵素だけを与えても、エサが足りないので増収にはつながりにくいと考えています。微生物がより活発に活動するためのエサという観点から、有機の里・Newプロソイルの併用をお勧めしています。化学肥料を使っていただいても構いません。但し、堆肥の多投入は避けて下さい。特にオガクズ入り堆肥は土壌病害が増える大きな原因となっています。上記資材の併用が有効と考えられます。
  • 他の資材(化学肥料等)と合わせて使うとどうなりますか?
    農薬や化学肥料と合わせてお使い頂けます。
  • 農薬は従来通り使ってよいのですか?
    農薬との混合は、現在のところ何とでもOKです。混用による薬害は確認されていません。農薬の散布は生産者の方の健康被害が大きいので、できるだけキチン酵素との混用をお勧めします(薬害の防止になります)。そして、徐々に農薬を減らしていきましょう。また、カルシウム剤・リン酸液肥との併用は、糖度が上昇して耐病性が一段と増加します。
  • キチン酵素を使用すると農薬を減らせるというのは本当ですか?
    本当です。「キチン酵素資材を使い始めて2年たったら農薬代が少なくなった」というような声をよく聞きます。但し、キチン酵素は農薬の代替商品ではありませんので、どれだけ使えばすべての農薬がいらなくなるということは言えません。キチン酵素を投入して地力が高まった結果、植物の生命防御機構(例えばキチナーゼ反応など)で病原菌に対する抵抗力が強くなるとお考えください。実際に無農薬栽培している生産者さんの中には、始めから無農薬に移行する方もおられますし、徐々に農薬の使用回数を減らしながら種類を減らしていくという方もおられます。また、予防的に農薬を使うのではなく、実際に病虫害を見つけた時点で必要最小限だけ使用する方もいらっしゃいます。それぞれの畑の面積や実情に合わせてお使いください。
  • 化学肥料も減らせますか?
    1年目は従来の肥料に上乗せする形でキチン酵素を使い、2年目以降は他の肥料類も徐々に減らすと、収量を落とすことなくスムーズに切り替えと増収が出来ます。
  • 使い方が難しいのではないですか?
    いろいろな場面で使って頂けるのでむしろ簡単だといえます。
    <稲作の場合>
    1. 籾種の農薬浸漬の代わりにキチン酵素(1,000倍)に浸漬すれば抗菌効果と生長促進の機能を持った籾種ができます。
    <野菜・果物の例>
    1. 前年秋に土壌灌水します。または、キチン酵素で作った堆肥を散布してもOK。
    2. 苗作りの際も液肥として散布しておきます。
    3. あとは定期的に葉面散布と潅水するだけです。
  • キチン酵素を使うと、どれくらいの増産が期待できますか?
    それぞれの状況が異なりますので一概には言えませんが、10%~30%、あるいはそれ以上の増収を実現しておられる方が多いようです。前出の熊本県菊陽郡の人参農家では、10a当たり3t程度だった収量が7tに増えたそうです。また、増収とあわせて食味や栄養価向上という効果が期待できるのもキチン酵素の大きな特徴です。
  • 「有機栽培に切り替えたら収量が落ちてしまった」という話をよく聞きますが、キチン酵素は大丈夫ですか?
    減収の主な原因は、劣化して酸性になった土壌では、微生物の働きが低下して有機物を分解する力が弱まり、植物内に有機成分の分解によって生じるはずのエネルギーが少なくなり、これらを吸収できずに成長が鈍化するなどの複合的な要因が考えられます。キチン酵素の持つ酵素は‘耐熱性酵素'といって、熱やその他の環境変化に強く有機物を分解して植物の成長に必要な植物代謝(エネルギー)を作り出す機能が高いので、良質な堆肥などを合わせて土作りをすれば、むしろ増収が期待できます。
  • キチン酵素の効果期間はどれくらいですか?
    キチン酵素の酵素は活動期間が長いのが特徴です。液肥は作物にもよりますが、3~15日おきに定期的にご使用されるのが効果的です。
  • 連作障害には期待できますか?
    出来ます。連作障害は、同じ作物を作り続けることによって、作物が吸収する特定の有機物が減少し、補えないまま次の生産が始まった結果、その作物に必要な有機成分を確保できずに減収する。あるいは特定の老廃物の蓄積、有害物質などが主な原因と考えられますが、キチン酵素をご使用されている生産者は、連作障害の被害を受けずに生産できています。これは、キチン酵素の安定した酵素等で必要な有機物をどんどん分解したり、植物にとって有益な成分を作り出したりして、常に土壌のバランスを保とうとするからです。但し、レタス根腐れ病・白菜の黄化病・根コブ病など防除が簡単ではない病害は、1~2年であきらめずに根気よく使用する事が大切です。
  • 高温障害に対して効果は期待できますか?
    出来ます。高温時は葉の気孔が閉じてしまい、水分(H2O)が蒸発できなくなりますが、光合成で作られた酸素(O2)は葉の内部に閉じ込められてしまいます。このときとO2から生成される過酸化水素(H2O2)や活性酸素により、細根が溶けて、植物が弱り成長(植物代謝)が止まります。また、細根の傷口から病原菌に感染し病気にもかかりやすくなります。キチン酵素は抗酸化成分が豊富で、しかも、抗酸化成分を活性化させるミネラル分も豊富ですので、それらの働きにより高温障害を解消し、植物の正常な成長を促進します。
  • キチン酵素を使用すると食味や栄養機能が向上するとはどういうことですか?
    健康で豊かな土壌では、微生物の分泌物(核酸・酵素・ホルモン・有機酸・アミノ酸)を他の微生物が食べ、その微生物を食べた別の微生物を、ミミズや昆虫が食べる、といった食物連鎖が起こっています。このような土壌は必須アミノ酸や各種ミネラル、酵素といった有機成分をたくさん持っています。また、微量元素と呼ばれる人間の健康に不可欠な成分も豊富に存在しています。(微量元素は人間の体内では合成・生産することができず、食べ物から摂取するしかないので特に重要とされています。)
    例えばトマトなら、さまざまな有機成分を持った畑からトマトに必要な有機成分を吸収し、成長する過程でそれが分解されてアミノ酸を作り出します。アミノ酸は「旨み成分」ともよばれますが、このアミノ酸(旨み成分)の種類が多ければ多いほど、複雑で渋味豊かな味わいとなります。トマト特有の味は、これらの成分の絶妙なバランスによって作り出されているのです。化学肥料では補えない微量元素やその他の栄養、味覚・体調調整機能成分を豊富に含んだ作物は、同時に味も良いのです。
  • 栄養機能が向上することは実証されているのですか?
    ビタミン群、カルシウム、カロチン、など多くの栄養素(抗酸化多機能成分)において使用前より豊富になっていることが、(財)日本食品分析センターの分析により分かっています。
  • 色つきが良くなるのはなぜですか?
    人間の身体でも植物でも、すべての細胞は酸化することにより老化していきます。その酸化(老化)を止めようとする力が坑酸化成分で、抗酸化成分が体内にたくさんあると、老化が遅れ若さが保たれます。これを野菜に置き換えると、日が経つにつれて新鮮さが無くなり栄養価も下がってくるのですが、老化が遅れると美味しく食べられる期間が長くなります。キチン酵素を使用した作物には、通常よりも多くの抗酸化成分を含んでいることが証明されています。
  • キチン酵素資材を使用して、増収しなかった場合の保証はしてもらえますか?
    増収のお約束は出来ませんが、「増収と品質向上の両方を実現できた」という喜びの声を多数いただいていますので、成功例や当社での研究結果をもとに、より効果の出やすい使い方などをご提案していきたいと考えております。
  • キチン酵素に浮遊しているものは何ですか?散布時にブームが詰まりませんか?
    この浮遊物は菌の屍骸が堆積したものと考えられます。これらは出荷時に160のメッシュで濾していますが、それを通り抜けて製品に入ってしまうものです。そのため、潅水チューブやブームに詰まることはありません。また製品の品質にも影響を与えるものではありません。安心してお使いいただけます。反対に、ビン底に残った堆積物を植物に与えると、余計に生育が良くなったという声が聞こえています。
  • キチン酵素の保管方法は?
    夏場は直射日光を避けて冷暗所に保管して下さい。透明のビンなどに移して軒下に置いておくようなことは避けて下さい。効果がなくなります。冬場は-10℃以下で凍結する可能性があります。凍結しても解凍すれば品質に問題なくご使用いただけますが、体積の膨張により容器の破損も考えられますので、ご注意下さい。
  • キチン酵素の効果的な使用方法は?
    土壌処理の場合秋にロータリーをかけた後に土壌散布するのが最も効果的と考えられます。その後雪解け水で土壌に深く浸透していくことが理想です。畑に均一になるべく土中深くまで浸透することを一番に考えて使用して下さい。麦を撒いた後に上から散布しても構いません。また散布した後にロータリーをかけても問題ありません。「土壌にキチン酵素を均一に深く」を念頭に施用して下さい。マルチの上から散布しても土壌には浸透しにくいです。葉面散布の場合農薬散布や潅水など水を使用するときは、キチン酵素を常に施用して下さい。通常は1000倍、作物の状態と天候を考慮に入れて使用倍率を決めてください。作物の状態によって濃度を使い分けると、よりいっそう効果が見えやすくなります。今のところ、液肥や農薬などどのような資材とも混用が可能です。
  • 秋に施用したほうが効果的なのはどうしてですか?
    キチン酵素は土壌に均一に深く散布するのが最も効果的です。そのためには大量の水が必要です。秋にキチン酵素を施用しておけば、春に雪どけ水によって深く地中に入ることが予想されます。キチン酵素は土中の有害微生物の菌密度を下げます。秋冬のうちに有害微生物の菌密度を下げておけば、作付けが始まる春に差が出ます。
  • キチン酵素は予防に使う資材ですか?治療に使う資材ですか?
    農薬ではありません。また栄養成分もないので液肥でもありません。堆肥として登録してあります。病気や障害の出ていない畑で、作物の生産能力を最大限に引き出す資材と考えてください。液肥などと併用すると更に効果が高まります。
  • カニガラ投入とキチン酵素施用はどのように違いますか?
    カニガラを投入した場合、カニガラのキチン質を食べる土壌中の微生物が増殖して体内に取り込むためにキチナーゼ酵素を出します。つまりカニガラ自体が有用に作用するのではなく、酵素が有用に働くのです。これはキチン酵素と同じと言えます。キチン酵素は酵素自体を直接施用するので、カニガラを投入して微生物を増殖させ、さらに酵素を出すまでの時間を考えると、断然早く効果が出ます。カニガラを投入した場合、微生物が酵素を分泌するまでの過程において、畑には効果を下げる要因がたくさんありますので、カニガラ投入量と効果の間に大きなロスが出ます。キチン酵素は直接酵素を投入できることに加えて、土壌中の微生物の酵素よりも耐酸性耐熱性を持っているように悪環境に強いという特徴があります。またカニガラ投入後にキチン酵素を施用しますと、キチナーゼ酵素でカニガラが分解されてカニガラ自体の効果が高まります。
  • キチン酵素は秋に施用すると、春や夏には効果がないのですか?
    秋施用の場合、有害微生物の菌密度を下げる働きがあります。(静菌作用)しかし効果の持続は、6ケ月程度と考えられておりますので、再処理もしくは根元潅水をお薦めします。
  • キチン酵素の大量施用による害はありますか?
    今のところ確認されておりません。また50倍以上であれば濃度障害も確認されておりません。作物の状態によっては弊害も考えられますので、使用を加減して下さい。
  • キチン酵素は土中の有効菌を殺さないのですか?
    キチナーゼ酵素は、体表面がキチン質で構成されているものだけに働きます。菌根菌や窒素消化菌は増殖することが実験で確かめられております。
  • キチン酵素の使用期限は?
    開発者によると製造後約2年です。保存状態にもよりますが酵素の活性は序々に落ちますので、なるべくお早目の使用をお薦めします。また酵素は紫外線に弱いので、直射日光が当たる場所での保管や希釈しての保管はお避け下さい。
  • キチン酵素で作物の硝酸態チッソ濃度は低減しますか?
    千葉大のコマツ菜の試験では、植物体内の硝酸含量が激減することが判明し日本農芸化学会にて発表されました。これは、窒素代謝において重要な役割を果たす酵素である硝酸還元酵素の活性を調節する可能性が示唆されているとのことです。

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